| ガス名 |
イソ酪酸2-フェニルエチル |
分子式 (化学式) |
C12H16O2 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色~淡黄色 |
| 臭気 |
フルーティー、バラ様、甘い、ワイン様、パイナップルやバナナを連想させる風味 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| イソ酪酸2-フェニルエチルの概要 |
- ・イソ酪酸2-フェニルエチル (2-Phenylethyl Isobutyrate:化学式「C12H16O2」) は、2-フェニルエタノールとイソ酪酸のエステルであり、甘いフルーツやバラを連想させる芳香を持つ合成香料です。食品香料(フルーツ系)や化粧品、石鹸、洗剤などの香粧品香料として広く利用されます。
- ・別名:イソ酪酸フェネチル (Phenethyl isobutyrate)、イソ酪酸2-フェニルエチルエステル (Isobutyric acid 2-phenylethyl ester)
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| 用途 |
- ・香水、石鹸、シャンプー、洗剤、化粧品、ルームフレグランスなど、様々なパーソナルケア製品や家庭用品の香料組成に配合されます。特に、バラ、スズラン、シクラメン、オリエンタル調の香りに、フルーティーな甘さやバルサミックな深みを加えるのに用いられます。
- ・食品や飲料のフレーバーとして、微量ながら特定の風味(特にベリー系、フルーツ系)を強化する目的で使用されることがあります。
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危険 情報 |
- ・常温では引火しにくいものの、加熱されたり、高濃度の蒸気が存在したりする環境では引火・爆発の危険性があります。
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人体の 影響 |
- ・蒸気やミストを吸入した場合、呼吸器に刺激を与える可能性があります。高濃度で長時間の吸入は、頭痛や吐き気を引き起こす可能性も否定できませんが、急性毒性は低いとされています。
- ・大量に摂取した場合、吐き気、嘔吐、腹部不快感などの胃腸症状を引き起こす可能性があります。動物実験では、高用量で軽度な毒性影響が報告されることもありますが、通常の摂取量では問題ないとされています。
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