ガス名 |
アニスアルデヒド |
分子式 (化学式) |
C8H8O2 |
状態 |
液体 |
色 |
無色から淡黄色 |
臭気 |
サンザシやスイートピーのような甘くフローラルな芳香 |
燃焼 範囲 vol% |
0.9 から 6.0 |
爆発等級 |
– |
発火度 |
G3 |
アニスアルデヒドの概要 |
- ・アニスアルデヒド(Anisaldehyde)は、化学式「C8H8O2」で表される芳香族アルデヒドの一種です。主にp-アニスアルデヒド(パラアニスアルデヒド、4-メトキシベンズアルデヒド)が一般的ですが、o-アニスアルデヒド(オルトアニスアルデヒド、2-メトキシベンズアルデヒド)やm-アニスアルデヒド(メタアニスアルデヒド、3-メトキシベンズアルデヒド)といった異性体も存在します。p-アニスアルデヒドは無色から淡黄色の液体で、サンザシやスイートピーのような甘くフローラルな芳香を持ちます。融点は約-12℃、沸点は約248℃です。水にはわずかに溶けますが、エタノールやアセトンなどの有機溶媒にはよく溶けます。空気中で酸化されやすく、アニス酸に変化することがあります。
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用途 |
- ・アニスアルデヒドは、その特徴的な甘くフローラルな香りを活かして、香料として非常に幅広く利用されています。また、医薬品や香料の合成中間体としても重要な役割を果たします。さらに、薄層クロマトグラフィー(TLC)における発色剤としても利用されるなど、分析化学の分野でも活用されています。
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危険 情報 |
- ・可燃性:引火点(約101℃)を持つ可燃性の液体です。消防法では危険物第4類第三石油類(非水溶性液体)に指定されます。
- ・反応性:強力な酸化剤とは相容れません。加熱すると分解し、刺激性の煙や刺激臭を発することがあります。
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人体の 影響 |
- ・アニスアルデヒドは、主に吸入、皮膚接触、眼への接触、経口摂取によって人体に影響を与える可能性があります。
- ・生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い:生殖能又は胎児への悪影響を及ぼすおそれの疑いがあります。
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