ガス名 |
イソ酪酸シトロネリル |
分子式 (化学式) |
C14H26O2 |
状態 |
液体 |
色 |
無色透明 |
臭気 |
柑橘系、トロピカル、ピーチ、プラムのような香り |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
イソ酪酸シトロネリルの概要 |
- ・イソ酪酸シトロネリル(Citronellyl isobutyrate)(別名:シトロネリルイソブチレート、イソ酪酸3,7-ジメチル-6-オクテン-1-イル)は、化学式「C14H26O2」で表される有機化合物で、シトロネロールとイソ酪酸から生成されるエステルです。ゲラニウム油などに天然にも含まれており、フルーティーでフローラル、バラのような香りが特徴です。主に香料として、食品や化粧品などに幅広く利用されています。
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用途 |
- ・フレグランス:香水、化粧品、芳香剤などに配合され、フローラル、フルーティーな香りを演出します。特に、ゼラニウム、ローズ、スズラン、フリージア、シャクヤク、アカシア、ライラック、ヒヤシンス、ベルガモットなどの香料によく用いられます。
- ・食品フレーバー:食品や飲料にフルーティーな風味を付与するために使用されます。ブドウ、マルメロ、ラズベリー、イチゴなどのフレーバーや、様々なフローラル系のフレーバーに使われます。
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危険 情報 |
- ・可燃性の液体であり、加熱されると引火性の蒸気を発生します。蒸気は空気と混合して爆発性の雰囲気を形成する可能性があります。静電気放電に対する予防措置が必要です。
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人体の 影響 |
- ・イソ酪酸シトロネリルは、摂取や接触により人体に影響を及ぼす可能性がありますが、一般的には比較的低毒性の物質とされています。
- ・飲み込むと有害である可能性があります。動物実験では実質的に毒性はないと評価されていますが、大量摂取は避けるべきです。
- ・ミストや蒸気を吸入すると、呼吸器への刺激を引き起こす可能性があります。頭痛、めまい、吐き気、嘔吐などの症状が報告されることがあります。
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