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ジイソプロピルベンゼン(Diisopropylbenzene)

レンタル
販売
対象機材
ガス名 ジイソプロピルベンゼン 分子式
(化学式)		 C12H18
状態 液体
色 無色
臭気 ベンゼンに似た、特有の芳香臭があります。
燃焼
範囲 vol%		 1.0 から 6.0 爆発等級 – 発火度 G2
ジイソプロピルベンゼンの概要
  • ・ジイソプロピルベンゼン（Diisopropylbenzene (DIPB)：化学式「C12H18」）は、ベンゼン環に2つのイソプロピル基が結合した芳香族炭化水素です。イソプロピル基の位置によって、オルト（o-）、メタ（m-）、**パラ（p-）**の3つの異性体が存在し、これらは通常混合物として扱われます。
  • ・無色の液体で、比較的揮発性が低く、特有の芳香臭があります。主に、ヒドロペルオキシドを生成する酸化反応を通じて、フェノールやアセトンの製造中間体として利用されるほか、溶剤や合成原料としても用いられます。
  • ・別名：イソプロピルベンゼン（Isopropylbenzene）の二量体、DIPB（ジイソプロピルベンゼンの略称）、o-ジイソプロピルベンゼン、m-ジイソプロピルベンゼン、p-ジイソプロピルベンゼン
用途
  • ・工業原料：クメン法に類似したプロセスで、フェノールやアセトンの製造に用いられます。
  • ・溶剤：優れた溶解性を持つため、一部の樹脂やワックス、油脂の溶剤として使用されます。
危険
情報
  • ・引火源があれば燃焼または爆発する危険性があるため、適切な換気と火気管理が必要です。
人体の
影響
  • ・飲み込んだ場合、消化器系の不調、吐き気、嘔吐、腹痛などを引き起こすことがあります。
  • ・また、飲み込んで気道に侵入すると生命に危険のおそれがあるため、誤嚥には特に注意が必要です。
爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級		 スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。

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