ガス名 |
ジメチルスルホキシド |
分子式 (化学式) |
C2H6OS |
状態 |
常温では液体ですが、凝固点が高く(約18.5℃)、冬季には固化することがあります。 |
色 |
無色 |
臭気 |
ニンニクに似た独特な臭気 |
燃焼 範囲 vol% |
2.6 から 42.0 |
爆発等級 |
– |
発火度 |
G3 |
ジメチルスルホキシドの概要 |
- ・ジメチルスルホキシド(Dimethyl sulfoxide:化学式「C2H6OS」)は、無色の液体で、ニンニクに似た独特の臭気がある、極性の高い非プロトン性溶剤(分子内にプロトンを持たない極性溶媒)です。水や多くの有機溶剤と混ざり合う性質を持ち、その高い溶解性から、化学工業や医薬品分野で広く利用されています。また、細胞膜を透過する性質があり、他の物質を一緒に細胞内に運び込む能力を持つため、医薬品のキャリアや凍結保存剤としても利用されます。
- ・別名:ジメチルスルホキシド (Dimethyl sulfoxide)、スルホキシド (Sulfoxide)、DMSO
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用途 |
- ・化学合成や樹脂、ポリマーの溶剤として使用されます。
- ・医薬品の有効成分を皮膚から吸収させるためのキャリアとして、軟膏や湿布剤に配合されることがあります。
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危険 情報 |
- ・可燃性の液体であり、加熱すると引火する危険があります。
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人体の 影響 |
- ・皮膚から容易に吸収されます。それ自体は比較的低毒性ですが、皮膚上の他の有害物質を体内に運んでしまう「キャリア効果」があるため、手袋などの適切な保護具の着用が非常に重要です。
- ・長期または反復暴露によるヒトへの重大な健康影響は確立されていませんが、動物実験では高用量で肝臓や腎臓への影響が報告されています。
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