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エチルメチルエーテル(Ethyl Methyl Ether)

レンタル
販売
対象機材
ガス名 エチルメチルエーテル 分子式
(化学式)		 C3H8O
状態 常温常圧で気体
色 無色
臭気 特有の甘いような刺激臭
燃焼
範囲 vol%		 1.9 から 10.3 爆発等級 – 発火度 G3
エチルメチルエーテルの概要
  • ・エチルメチルエーテル（Ethyl methyl ether：化学式「C3H8O」）は、メトキシ基 (CH3O-) とエチル基 (-CH2CH3) が結合した化合物で、常温常圧では非常に揮発性の高い無色の気体または極めて沸点の低い液体です。引火性が非常に高いため、取り扱いに際しては厳重な注意が必要です。過去には麻酔作用が確認され、医療分野での利用が検討された時期もありますが、現在はより安全な麻酔薬が主流となっています。
  • ・別名：Methoxyethane（メトキシエタン）、Ethyl Methyl Oxide
用途
  • ・特定の有機合成反応において、反応溶媒として使用されることがあります。その低い沸点と非プロトン性極性溶媒としての特性が利用されます。
  • ・研究・分析：研究室での合成や分析において、特定の溶媒や試薬として使用されることがあります。
危険
情報
  • ・エチルメチルエーテルは、その極めて高い引火性と揮発性のため、非常に危険な物質です。GHS分類においても多くの危険有害性が指摘されており、取り扱いには非常に厳重な注意が必要です。
  • ・蒸気比重は 2.55（空気＝1）であり、漏洩した際は床面に沿って広がり、遠方で引火・爆発する危険性があります。
人体の
影響
  • ・高濃度の蒸気を吸入すると、中枢神経系を抑制し、麻酔作用を引き起こします。頭痛、めまい、吐き気、協調運動障害、眠気、意識喪失などの症状が現れる可能性があります。換気の悪い場所での作業は極めて危険です。
爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級		 スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。

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