| ガス名 | 
エチレングリコールジメチルエーテル | 
分子式 (化学式) | 
C4H10O2 | 
| 状態 | 
液体 | 
| 色 | 
無色透明 | 
| 臭気 | 
かすかなエーテル臭 | 
燃焼 範囲 vol% | 
1.6 から 10.4 | 
爆発等級 | 
– | 
発火度 | 
G3 | 
| エチレングリコールジメチルエーテルの概要 | 
- ・エチレングリコールジメチルエーテル(Ethylene glycol dimethyl ether:化学式「C4H10O2」)は、別名「グライム(Glyme)」としても知られるエーテル化合物です。水溶性が高く、多くの有機化合物や無機塩をよく溶かすため、主に溶剤として利用されます。
 
- ・無色透明の液体で、わずかに甘いエーテル臭があります。水やアルコール、ケトンなど、ほとんどの有機溶剤と自由に混ざり合います。その優れた溶解性から、ポリマー、樹脂、油脂などの溶剤として、また、リチウム電池の電解液や反応溶媒など、幅広い分野で利用されています。
 
- ・別名:1,2-ジメトキシエタン (1,2-Dimethoxyethane)、グライム (Glyme)、ジメチルグリコール (Dimethyl glycol)、EGDME
 
 
 | 
| 用途 | 
- ・溶剤:ニトロセルロース、樹脂、塗料、接着剤、インクなどの溶剤として。
 
- ・工業原料:高分子化学や有機合成における反応溶媒として。
 
- ・バッテリー:リチウムイオンバッテリーや燃料電池の電解液として使用されることがあります。
 
 
 | 
危険 情報 | 
- ・引火点が低く、引火性の高い液体です。蒸気は空気と混合して爆発性の混合気を形成する危険性があります。
 
- ・過酸化物生成:空気や光にさらされると、爆発性の高い過酸化物を生成する危険性があります。特に長期間保管する場合は注意が必要です。
 
 
 | 
人体の 影響 | 
- ・高濃度の蒸気を吸入すると、中枢神経系に作用し、頭痛、めまい、吐き気などの麻酔作用を引き起こす可能性があります。
 
- ・飲み込むと、消化器系の不調を引き起こし、全身性の毒性を示す可能性があります。また、特に生殖機能に影響を与えることが知られています。
 
 
 |