| ガス名 |
イソアルカン |
分子式 (化学式) |
CnH2n+2(n≥4) |
| 状態 |
炭素数によって異なります/低分子量:気体、中分子量:液体、高分子量:固体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
わずかに石油やガソリンのような臭気 |
燃焼 範囲 vol% |
個々のアルカンにより異なる |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| イソアルカンの概要 |
- ・イソアルカン(Isoalkane)は、アルカン(飽和炭化水素)の一種であり、鎖状構造に枝分かれを持つ化合物の総称です。アルカンは化学式「CnH2n+2」で表されますが、炭素数が4以上になると、枝分かれのないノルマルアルカン(n-アルカン)と、枝分かれを持つイソアルカン(分枝アルカン)の構造異性体が存在します。イソアルカンは、ノルマルアルカンに比べて、一般に融点や沸点が低く、反応性に富むという特徴があります。
- ・別名:分枝アルカン、iso-パラフィン
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| 用途 |
- ・塗料、インキ、接着剤、シーラント、クリーナー、ドライクリーニング溶剤などの産業用および家庭用製品の溶剤として広く使用されます。特に、低芳香族含量のものは、臭気が少なく、環境規制に対応しやすい特性があります。
- ・化学的に不活性で、特定の油分をよく溶かすため、工業用溶剤、洗浄剤、化粧品(特に低刺激性の溶剤)として広く使用されます。
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危険 情報 |
- ・可燃性であり、また、吸入による健康被害の可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
- ・蒸気は空気と混合して爆発性混合物を形成する可能性があります。
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人体の 影響 |
- ・蒸気やガスを高濃度で吸入すると、中枢神経抑制作用により、めまい、頭痛、吐き気、意識喪失などを引き起こす可能性があります(麻酔作用)。
- ・一般に毒性は低いとされますが、高濃度の蒸気への曝露は避けるべきです。
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