| ガス名 |
イソホロン |
分子式 (化学式) |
C9H14O |
| 状態 |
常温では液体 |
| 色 |
無色から淡黄色 |
| 臭気 |
ペパーミントまたはカンフルに似た特有の臭気 |
燃焼 範囲 vol% |
0.8 から 3.8 |
爆発等級 |
– |
発火度 |
G1 |
| イソホロンの概要 |
- ・イソホロン(Isophorone:化学式「C9H14O」)は、ケトン基と二重結合を持つ環状化合物(α,β-不飽和ケトン)の一種で、高い溶解性を持つことから、ビニル樹脂、セルロース誘導体、ゴムなどの工業用塗料、印刷インク、接着剤の溶剤として非常に重要です。しかし、人体に対して有害性があるため、取り扱いには注意が必要です。
- ・別名:3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン
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| 用途 |
- ・塗料、ワニス、インク(特に印刷インク)の溶剤として広く使用されます。
- ・PVC樹脂、硝酸セルロース、ポリウレタン、アクリル樹脂などの多様な樹脂を溶解します。
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危険 情報 |
- ・消防法上の危険物区分: 第四類 第二石油類(非水溶性液体)危険等級Ⅲ に分類されます
- ・可燃性の液体であり、蒸気は空気と混合すると爆発性の混合ガスを形成します。
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人体の 影響 |
- ・吸入、経口摂取、皮膚接触のいずれでも人体に有害です。特に中枢神経系や腎臓に影響を及ぼす可能性があります。
- ・国際がん研究機関(IARC)により、グループ2B(ヒトに対して発がん性がある可能性がある物質)に分類されています。
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