| ガス名 |
イソプロピルアミン |
分子式 (化学式) |
C3H9N |
| 状態 |
常温では液体(沸点が低いため、非常に揮発しやすい) |
| 色 |
無色 |
| 臭気 |
強いアンモニア臭または魚のような臭気 |
燃焼 範囲 vol% |
2.0 から 10.4 |
爆発等級 |
– |
発火度 |
G2 |
| イソプロピルアミンの概要 |
- ・イソプロピルアミン(Isopropylamine:化学式「C3H9N」)は、アミン類の中で最も単純な第二級アミンの一つであり、高い反応性と強いアルカリ性を持つことから、除草剤(グリホサートなど)や医薬品、ゴム加硫促進剤などの重要な化学製品を合成するための原料として不可欠です。
- ・別名:2-プロピルアミン、2-アミノプロパン
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| 用途 |
- ・農薬の中間体:除草剤(例:グリホサート)や殺虫剤の合成における重要な中間体として使用されます。
- ・ゴム・樹脂:ゴムの加硫促進剤やポリマー合成の触媒として。
- ・医薬品:各種医薬品の合成中間体として。
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危険 情報 |
- ・非常に引火性が高く、蒸気は空気と混合することで爆発性の混合物を形成します。
- ・その極めて高い引火性、腐食性、毒性から、取り扱いには専門的な知識と厳重な安全対策が必須です。
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人体の 影響 |
- ・非常に有毒であり、高濃度で吸入すると致命的となる可能性があります。眼、鼻、喉、気管支、肺に重篤な刺激と損傷を引き起こします。咳、息切れ、胸の痛み、肺水腫、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を引き起こす可能性があります。さらに、中枢神経抑制作用により、頭痛、めまい、吐き気、意識不明、呼吸抑制などが起こる可能性があります。
- ・吸入、経口摂取、皮膚接触のいずれでも有毒です。
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