ガス名 |
メタクレソール |
分子式 (化学式) |
C7H8O |
状態 |
液体 |
色 |
無色透明 |
臭気 |
フェノール様の、やや甘くタールのような、特徴的な臭気 |
燃焼 範囲 vol% |
1.06 から 1.35 |
爆発等級 |
– |
発火度 |
G1 |
メタクレソールの概要 |
- ・メタクレゾール(m-Cresol)(別名:3-メチルフェノール、3-ヒドロキシトルエン)は、化学式「C7H8O」で表される芳香族化合物で、メチル基がフェノール環のメタ位に結合したものです。無色透明から淡黄色の液体で、特有のフェノール様の臭気を持ちます。主に化学中間体、消毒剤、防腐剤などとして幅広い産業で利用されています。
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用途 |
- ・化学中間体:ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、チモール、ビタミンE、農薬、染料、樹脂、香料、爆薬などの合成原料として広く使用されます。
- ・消毒剤・防腐剤:その殺菌作用により、家庭用クリーナー、医療用消毒剤、医薬品(防腐剤として)などに利用されます。
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危険 情報 |
- ・可燃性の液体であり、加熱されると引火性の蒸気を発生します。蒸気は空気と混合して爆発性の雰囲気を形成する可能性があります。
- ・人体に対して強い腐食性と毒性を持つため、取り扱いには極めて厳重な注意が必要です。
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人体の 影響 |
- ・非常に毒性が高く、短時間かつ低濃度での暴露であっても深刻な健康影響を引き起こす可能性があります。
- ・飲み込むと口や喉の灼熱感、腹痛、嘔吐、腎臓や肝臓の損傷、血液や神経系への影響、心臓の損傷、昏睡、死に至ることもあります。
- ・米国環境保護庁(EPA)によって「ヒト発がん性の可能性のある物質(Group C)」に分類されています。動物実験では、皮膚に長期暴露させることで腫瘍を誘発したとの報告があります。
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