| ガス名 |
N-(ヒドロキシメチル)アクリルアミド |
分子式 (化学式) |
C4H7NO2 |
| 状態 |
常温で結晶性の固体。水溶液として市販されることが多い。 |
| 色 |
無色~白色 |
| 臭気 |
わずかな特異臭(製造・製品状態による) |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| N-(ヒドロキシメチル)アクリルアミドの概要 |
- ・N-(ヒドロキシメチル)アクリルアミド(N-(Hydroxymethyl)acrylamide:化学式「C4H7NO2」)は、アクリルアミドの窒素原子にヒドロキシメチル基(-CH2OH)が結合した化合物。重合によって水溶性ポリマーとなる特性と、ヒドロキシメチル基の官能基反応性(架橋反応など)を併せ持つため、多岐にわたる高分子合成に利用される。取り扱い時に加熱すると重合しやすいため、安定剤(重合禁止剤)を加えて保存される。
- ・別名:NMA(略称)、HMAM(略称)
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| 用途 |
- ・繊維加工(形態安定、防しわ加工)、紙の強化剤、塗料・接着剤の原料(特に架橋剤として)、高分子凝集剤、化粧品原料。
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危険 情報 |
- ・固体または水溶液として取り扱われることが多いため、引火点・燃焼範囲は蒸気圧が低い。
- ・粉じんまたは乾燥状態の固体が浮遊した場合、爆発の危険性がある。
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人体の 影響 |
- ・皮膚や眼に刺激を与える可能性がある。長時間の接触は避け、適切な保護具を使用すること。アクリルアミド骨格を持つため、皮膚感作性(アレルギー性皮膚炎)のリスクがある。
- ・アクリルアミド自体が神経毒性および発がん性が懸念される物質であり、この誘導体についても取り扱いには注意が必要である。
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