| ガス名 |
ギ酸プロピル |
分子式 (化学式) |
C4H8O2 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色 |
| 臭気 |
特徴的な甘く、やや刺激的な香り(ラム酒や西洋梨のような香り) |
燃焼 範囲 vol% |
2.1 から 8.0 |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| ギ酸プロピルの概要 |
- ・ギ酸プロピル(Propyl formate:化学式「C4H8O2」)は、ギ酸(メタン酸)とプロピルアルコール(1-プロパノール)がエステル化反応によって結合してできるエステル化合物です。無色の液体で、不快臭や刺激臭を持ちます。主に工業溶媒や有機合成の中間体として使用されます。引火点が非常に低く、引火性の高い危険物として取り扱われます。
- ・別名:n-Propyl formate(n-ギ酸プロピル)、メタン酸プロピル
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| 用途 |
- ・その特徴的なフルーティーで甘い香りから、食品(飲料、菓子、デザートなど)のフレーバーや、香水、化粧品などの香料成分として使用されます。特にラム酒、フルーツ(梨、リンゴなど)の香りの再現に用いられます。
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危険 情報 |
- ・ギ酸プロピルは、その極めて高い引火性、刺激性、および中枢神経系への影響から、取り扱いには最大限の厳重な注意が必要です。
- ・火気厳禁であり、静電気対策を徹底し、換気の良い場所で取り扱うことが不可欠です。
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人体の 影響 |
- ・蒸気を吸入すると、鼻、喉を刺激する。高濃度では、中枢神経系を抑制し、眠気やめまい、麻酔作用を引き起こすおそれがある。
- ・誤って飲み込んだ場合、消化器系に刺激を与えるほか、中枢神経系抑制作用を引き起こし、重篤な状態に至る可能性があります。
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