ガス名 |
レゾルシン |
分子式 (化学式) |
C6H4(OH)2 |
状態 |
結晶性の固体 |
色 |
白色から無色 |
臭気 |
わずかに特有の、甘いような臭気 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
G1 |
レゾルシンの概要 |
- ・レゾルシン(Resorcinol:化学式「C6H4(OH)2」)は、ベンゼン環に2つのヒドロキシル基が結合した芳香族化合物の一種です。カテコールやヒドロキノンとは異性体であり、2つのヒドロキシル基がメタ位(1,3位)に位置しているのが特徴です。
- ・白色の結晶性固体で、水やアルコールによく溶けます。ゴム製品の接着剤や樹脂の原料、染料、医薬品など、幅広い分野で中間体として利用される重要な化学物質です。空気に触れると徐々にピンク色に変色する性質があります。
- ・別名:レゾルシノール(Resorcinol)、1,3-ジヒドロキシベンゼン(1,3-Dihydroxybenzene)、m-ジヒドロキシベンゼン(m-Dihydroxybenzene)
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用途 |
- ・ゴム工業:タイヤコードなどの接着剤や加硫促進剤として使用されます。
- ・樹脂:レゾルシン-ホルムアルデヒド樹脂(RF樹脂)の原料となり、木材用接着剤やラミネート合板などに使われます。
- ・医薬品・化粧品:皮膚軟化剤や殺菌消毒剤として、にきび治療薬やピーリング剤、ヘアカラー剤などに配合されます。
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危険 情報 |
- ・可燃性固体であり、加熱により引火する危険があります。
- ・粉じんの状態で空気と混ざると、粉じん爆発を起こす危険性があります。
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人体の 影響 |
- ・飲み込むと、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢を引き起こし、中枢神経系への影響(めまい、けいれん、昏睡)や肝臓・腎臓への損傷を引き起こす可能性があります。
- ・皮膚に触れると、刺激性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎を引き起こすことがあります。
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