| ガス名 |
チオ酢酸 |
分子式 (化学式) |
CH3COSH |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色から淡黄色 |
| 臭気 |
非常に強く不快なチオール(腐ったキャベツやニンニクに似た)臭 |
燃焼 範囲 vol% |
1.0 から 12.0 |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| チオ酢酸の概要 |
- ・チオ酢酸(Thioacetic acid:化学式「CH3COSH」)は、酢酸(CH3COOH)のカルボキシル基に含まれる酸素原子の一つが硫黄原子に置き換わった有機硫黄化合物(チオカルボン酸)です。主にチオール基(-SH)を有機分子に導入するための試薬として利用されます。酢酸よりも沸点が低く(約93℃)、非常に強い不快な臭気(チオール臭)を持つ液体です。
- ・別名:チオール酢酸、エタンチオ酸、アセチルメルカプタン
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| 用途 |
- ・有機合成におけるチオール化剤:分子内にチオール基(-SH)やチオエステルを導入するための重要な試薬として利用されます。
- ・医薬品中間体:高血圧治療薬(カプトプリルなど)や利尿薬(スピロノラクトンなど)の製造中間体として使用されます。
- ・分析試薬:かつては希アンモニア水に溶かして、硫化水素と同様に金属イオンの沈殿試薬として用いられることもありました。
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危険 情報 |
- ・引火性が高い:引火性の高い液体および蒸気であり、火災・爆発の危険性があります。蒸気は空気と爆発性混合気を形成します。
- ・腐食性:皮膚や眼に対して重篤な薬傷および損傷を引き起こします。
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人体の 影響 |
- ・吸入:蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、息苦しさ、咽喉痛、咳を引き起こし、重度の場合は肺水腫を引き起こす可能性があります。
- ・皮膚・眼:重篤な皮膚熱傷および眼の損傷を引き起こします。経皮吸収される可能性もあります。
- ・経口摂取:飲み込むと有毒であり、胃腸に深刻な損傷を与える可能性があります。
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