| ガス名 |
トリクロロエチレン |
分子式 (化学式) |
C2HCl3 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色 |
| 臭気 |
クロロホルムに似た甘い、エーテル様の臭気(特有の臭気) |
燃焼 範囲 vol% |
8.0 から 10.5 |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| トリクロロエチレンの概要 |
- ・トリクロロエチレン(Trichloroethylene:化学式「C2HCl3」)は、エチレンの水素原子3つが塩素原子に置換された有機塩素化合物で、不飽和結合(二重結合)を持ちます。強力な溶剤として、金属部品の脱脂洗浄などに広く使われてきました。揮発性が高く、環境中(特に地下水や大気)での汚染物質として知られています。発がん性があり、現在は特定化学物質に指定されています。
- ・別名:TCE、トリエチレン(Tri)、アセチレンテトラクロリド(誤用されることがある)、1,1,2-Trichloroethylene(通常この異性体のみを指す)
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| 用途 |
- ・トリクロロエチレンは、その優れた溶解性と安定性から、かつては幅広い産業分野で利用されていました。しかし、その高い毒性と環境汚染性から、現在は使用が厳しく制限されています。
- ・自動車部品、電子部品などの金属表面に付着した油、グリース、ワックスなどを除去する強力な洗浄剤として広く用いられていました。特に、蒸気洗浄においてその効果を発揮しました。
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危険 情報 |
- ・安定剤(通常はアミン系など)が添加されていないと、光や熱、水分により分解しやすく、塩化水素やホスゲンなどの有毒で腐食性のガスを発生する。このため、市販品には通常、安定剤が含まれています。
- ・発がん性があり、環境に非常に有害な物質であり、取り扱いに厳重な注意が必要です。
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人体の 影響 |
- ・蒸気の吸入により、頭痛、めまい、吐き気、意識障害、最悪の場合昏睡や呼吸停止に至る。
- ・ヒトに対しておそらく発がん性がある(IARC Group 1)。腎臓がんとの関連性が指摘されている。
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